「P.C.S.」(※1)とは、「Professional Communication Skill」の頭文字をとったものです。

では、その誕生のストーリーを少しお話ししましょう。
2008年、現P.C.S.マスタートレーナーの大原鶴美が「誰でも学ぶことができるコミュニケーション力向上のカリキュラム開発」を発表し、約2年間の歳月を経て、2010年に世に登場しました。
ここで疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
「今の時代、どうして2年間もかかったの?」
実は「P.C.S.」の背景にあるものは、大原鶴美が過去20年以上に及ぶ企業研修で実施した内容、その膨大な事実データの集積です。
人数にして実に10万人以上。多種多様な業界、職種のみなさまが研修を受講され、切磋琢磨して出された結果を詳細に分析しました。
「こんな場面でこのようなセリフを組み立てて、お話しした結果がこのようになった」という「事実」を丹念に分類し、分析することで、場面ごと目的ごとにコミュニケーションを行う上で、押さえておくルール、いわば「方程式」を見つけていきました。
つまり「P.C.S.」とは、誰もが学習すればビジネス社会で必要不可欠なコミュニケーションスキルを取得できるように開発されたカリキュラムです。
2010年に発表以降、このカリキュラムを学んだ方々がビジネスの現場はもちろん、日常生活でも「コミュニケーションスキル」を発揮することで豊かな人間関係を築くことに成功しています。
そして現在、NPO法人日本コミュニケーションスキルアカデミーでは、全国に560名(※2)を超える「P.C.S.トレーナー」を育成し、認定しています。有名大学のゼミにも実績を持ち、今後も様々な職業につかれている個人はもちろん、企業、学校、自治体等で「コミュニケーションスキル」の学習方法をお伝えしていきます。
【NPO法人日本コミュニケーションスキルアカデミー 著 「はじめてのP.C.S.」より引用】
※1 P.C.S.(Professional Communication Skill)は登録商標です。
※2 2023年時点